こんにちは、かみさんです。
AIで曲の候補ができたとき、「こっちもいいけど、あっちも捨てがたい」と迷うことはありませんか。
候補を増やす前に、いったん2曲を並べて聴いてみる。今回は、そのときに使える聴き比べメモの提案です。再生数が伸びる曲を当てる方法でも、売れる曲の正解でもありません。自分が何を気に入って、どこを直したいのかを整理するためのものです。
せっかくの好みを、「なんかいい」の一言だけで帰してしまうのは、ちょっともったいない。
最初に「今回は何を選びたいか」を決める
全部を一度に比べようとすると、歌声、伴奏、テンポ、サビと、見るところが増えていきます。
まずは今回の目的を1行にします。
・サビのメロディーが好きな候補を選ぶ
・歌詞が自然に聞こえる候補を選ぶ
・静かな始まりから、サビで気持ちが上がる候補を選ぶ
これは採点基準というより、「今日は何の話をしていたんだっけ」を防ぐ目印です。途中で別の良さに気づいても構いません。ただ、目的が変わったなら、メモも変えておきます。
同じ役割の部分を、同じくらい聴く
候補をAとBに分け、まずは両方を一度通して聴きます。そのあと、気になる部分を行き来します。
サビを選ぶならAのサビとBのサビ。曲の長さや構成が違うときは、同じ秒数にそろえるより、「サビの入り」など同じ役割の場所を探して比べてみてください。
「Aはサビまで聴いたけど、Bは出だしだけ」で決めないようにする、というだけの話です。
再生機器や音量の設定を頻繁に変えず、途中で変えたらメモに残します。音が大きいほうを好きに感じたのか、曲そのものが好きなのか、気になったらいったん保留で大丈夫。無理に勝者を決める大会ではありません。
感想は「場所」と「感じたこと」をセットにする
「Aがいい」「Bは微妙」でも、最初の感想としては十分です。次に直すなら、もう一歩だけ具体的にします。
例えば、こんな書き方です。以下は架空の例で、実際の曲への評価ではありません。
・A:サビの入りが好き。最初の歌い出しは少し急に感じる。
・B:歌詞は追いやすい。サビでも落ち着いたままで、今回はもう少し変化が欲しい。
音楽の専門用語に置き換える必要はありません。「声が遠く感じる」「言葉が詰まって聞こえる」「ここはもう一度聴きたい」で十分です。
位置が分かるように、サビの冒頭、2番の終わり、または再生時刻を添えます。時刻は実際の音源を見て記入してください。雰囲気で秒数まで作らない。そこはAIにも、自分にも同じルールです。
そのまま使える聴き比べメモ
【今回選びたいこと】
【候補Aのファイル名】
【候補Bのファイル名】
【比べた場所】
【Aの残したいところ】
【Bの残したいところ】
【気になったところと位置】
【今回はA・B・保留】
【次に変えたいことを1つ】
数字で点数を付けるのが面倒なら、無理に採点しなくても構いません。「どちらを残すか」と「なぜそう思ったか」が分かれば、次の作業につなげられます。
両方を残すなら、それも決定です。ファイル名や保存先を区別し、どちらがどちらか分かるようにしておきましょう。記憶力だけに任せると、未来の自分に抜き打ちテストを出すことになります。
修正の依頼には、変えることと残すことを書く
候補を選んだあと、全部を作り直したくなっても、まずは直したい点を1つに絞ってみます。
依頼文の例は、こんな形です。
「候補Aの、サビに入ったときの明るい印象は残したいです。今回は冒頭の歌い出しが急に感じたので、そこを見直す案をください。ほかに変更が必要なら、先に理由を説明してください。」
使うサービスによって、音源を渡せるか、部分だけを編集できるか、変えたくない部分を保てるかは異なります。この文章を入れれば、必ずその通りになるわけではありません。利用中の機能で何ができるかを確認し、結果を聴き直してください。
「直してほしいところが変わったか」だけでなく、「好きだったところまで変わっていないか」も確認します。修正前の候補は残しておくと、戻って比べられます。
好きな曲を選ぶことと、公開できるかの確認は別
聴き比べで気に入った候補が決まっても、それだけで配信や投稿の準備が全部終わったわけではありません。
使ったサービスの利用条件、歌詞や素材の扱い、公開先が求める項目などは、公開前に別途確認する必要があります。この記事では、特定サービスの商用利用や権利について判断していません。
ここではまず、自分の耳で「残したい」と思える部分を言葉にするところまで。公開するかどうかは、制作の比較とは分けて考えましょう。
まとめ:候補を増やす前に、好きだった理由を残す
2つの候補を聴いたら、どの部分が好きだったか、どこが気になったか、次に何を変えたいかを短く書く。
立派な講評はいりません。「サビはA。歌い出しだけ見直したい」。そんな一言からでも始められます。
曲を増やす前に、自分の好みを1行残す。次に聴くとき、その1行が選ぶための手がかりになります。

