AIで動くLINEスタンプを作って気づいたこと|申請前に見る7つのポイント

机に向かい、鳥のキャラクターの動きを一コマずつ確認する人のイラスト

どうも、かみさんです。

AIを使って動くLINEスタンプを作っていると、かわいい絵が動いた時点で、つい完成した気になりそうになる。でも、再生してみると引っかかることがある。

最近、冬向けと敬語のスタンプを見て、俺が気になったのが「体がうねうねしてる」こと。動いてはいる。でも、その動きで何を伝えたいのかが分かりにくかった。

商品として出すものだから、ここは妥協したくない。今も仕上がりを詰めている途中だけど、見直すポイントはかなりはっきりした。今回は、同じように動くスタンプを作る人に向けて、申請前に確認したいことをまとめておく。

先に要点
まず普通の速さで「気持ちが伝わるか」を見る。次に一コマずつ「形とつながり」を見る。最後に小さく表示して「文字と表情」を見る。この3段階に分けると、どこを直すべきか整理しやすい。

目次

最初に見直したのは、体全体のうねり

冬向けなら、寒さや気づかいが伝わってほしい。敬語なら、お辞儀や手振りが言葉に合っていてほしい。体の輪郭がずっと波打っていると、そちらに目がいってしまう。

そこで、冬向けは雪や北風も使う方向にした。雪を斜めに流したり、マフラーをなびかせたりする。キャラクターの体は安定させて、場面に必要な部分を動かす。見本を確認して、この方向で作り込むことにした。

寒さを伝えたいのに、体のほうが波のようになっていたら、見る側はちょっと忙しい。演出を足すときほど、主役の表情がちゃんと見えるかを確かめたい。

申請前に見る7つのポイント

ここからは、今回の見直しを踏まえて整理したチェック項目。作り方や使うツールが違っても、完成した画像を確認するときに使える。

1. 一度見て、何を伝える動きか分かるか

まずは説明を足さず、普通の速さで再生する。「ありがとう」なら感謝が伝わるか。「気をつけてね」なら、相手を見送る気づかいが感じられるか。動きが多くて目が迷うなら、主役になる動きを一つ決める。

手を振る、軽くお辞儀する、肩をすくめる。短い言葉で動作を説明できると、修正を頼むときも話が通じやすい。

2. 途中で体や持ち物の形が変わっていないか

最初と最後の絵だけで安心せず、途中のコマも止めて見る。顔の輪郭、目の位置、手足の数、左右、服や持ち物を順番に確認する。手を振る動作なら、同じ側の手が同じ肩につながっているかも見る。

一部分を直したあとには、隣り合うコマも見直す。その一枚だけきれいでも、前後で大きさや位置が変われば、再生したときに別の違和感が出る。

3. 表情とセリフが合っているか

文字を読んだ印象と、顔を見た印象がそろっているか。「了解です」なのに困り顔に見えたり、「お大事に」が妙に楽しそうに見えたりしないか。ここはサイズや容量の確認だけでは判断できない。

迷ったら、まずセリフを隠して表情だけを見る。そのあと文字と合わせると、意図した気持ちからずれていないか考えやすい。

4. 雪・風・湯気が文字や顔を邪魔していないか

冬の演出は、雪だけでも風だけでも雰囲気を出せる。ただ、顔の前を大きな雪が通ったり、湯気が文字に重なったりすると、いちばん伝えたいところが隠れてしまう。

たとえば「暖かくしてね」ならマフラーを抱える仕草、「気をつけてね」なら手振りと風になびくマフラー。これは演出の一例だけど、言葉に合わせて動かす部分を選ぶと、全部に同じ揺れを付けるより意図を整理しやすい。

5. 小さくしても文字が読めるか

制作画面を大きく表示していると、細い線や小さな文字も読めてしまう。スマホで見ることを考えて、画像を小さく表示した状態でも確かめたい。明るい背景と暗い背景の両方で、文字や輪郭が埋もれないかを見るのも一つの方法だ。

誤字、濁点、句読点、文字の欠けも確認する。公式のスタンプ審査ガイドラインにも、視認性やスタンプ内の文字の誤りに関する項目がある。読めるつもりで流さず、一文字ずつ目を通そう。

6. 最初の一枚と、終わり方が自然か

LINEの公式案内では、ストアやスタンプショップの静止表示にAPNGの1フレーム目が使われる。途中の絵だけかわいくても、最初の一枚で表情や言葉が伝わらなければもったいない。

繰り返す演出なら、最後から最初へ戻る境目も見る。手や顔が急に飛んで見えないか。一度だけ再生して終える演出なら、最後に無理な姿勢で止まっていないか。終わり方まで含めて確認する。

7. 修正後に、セット全体をもう一度見る

気になる一個を直したら、残りも同じ基準で確認する。文字の大きさ、キャラクターの色、線の太さ、動きの速さが、セットの中でばらばらになっていないか。

見本が良くなったことと、全数の確認が終わったことは分けて考える。「この方向でいい」と思えたら、その仕上がりを一個ずつ揃えていく。ここは地味。でも商品になるのは、見本だけじゃないからね。

ファイルの規格も、書き出したあとに確認する

見た目を整えたら、実際に提出するファイルで規格を確認する。2026年10月19日に確認したLINE Creators Marketのアニメーションスタンプ制作ガイドラインでは、主な条件は次のとおり。

  • スタンプ画像はAPNG形式で、拡張子は.png
  • 最大横320×縦270px。横または縦のどちらかが270px以上
  • 1個につき5〜20フレーム、ループは1〜4回で合計再生時間は4秒以内
  • 画像は1個あたり1MB以下、背景は透過

これは主な項目の抜粋。メイン画像やタブ画像には別の条件もあるので、申請時には公式ページを確認してほしい。規格に収まっていることだけで、審査通過や仕上がりの良さが保証されるわけではない。

気になる箇所は、場所と動きを具体的にメモする

「もっと自然に」だけでは、直す側も迷いやすい。違和感を見つけたら、こんな形で残すと次の確認がしやすい。

修正メモの例
対象:「気をつけてね」
気になる点:手を振る途中で、顔の幅まで変わって見える
直したいこと:顔と胴体は安定させ、手とマフラーを動かす
再確認:普通の速さ・途中のコマ・小さい表示の3つで見る

このメモは説明用の例。実際の修正では、どのスタンプの、どの場面かを添える。直した版を再生して、元の違和感が消えたか、別の場所が崩れていないかまで見届ける。

まとめ|商品だから、最後は一個ずつ見る

今回いちばん大事だと思ったのは、「動いているから完成」にしないこと。言葉に合う表情、自然な動き、読みやすい文字。その組み合わせを、使う人の目線で確かめたい。

俺も、まだ作り込んでいる途中。申請を急ぐより、気になったところを一つずつ直していく。商品だからね。かわいい顔をしていても、確認作業までかわいく省略するわけにはいかない。

この記事を書いた人:かみさん

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